インターネット経由で投票ができたらいいのになぁ〜っていつも思っているんだけど、よくよく考えたら、いろいろ難しいところがあるんだなぁ〜と思った。




電子投票のメリット

まず、電子投票のメリットを挙げていきましょう。

  1. 家にいながら、投票ができる
    まぁ〜これが一番なんだけどね。
    わざわざ、投票所に行かなくても、投票できるのがいい
  2. 集計が一瞬で終わる
    わざわざ、票を集めて、手作業をしなくても、あっという間に集計が完了してしまう。
    まぁ〜盛り上がりに欠けるだろうけど、お金も時間も短縮できて、実に効率的

とまぁ〜引きこもりの我々(?)でも、国民の権利を行使できるという意味では、民主主義的に、いいのではないかと思う。

電子投票のデメリット

デメリットを簡単に書き出してみましょう。

  1. 匿名性が失われる
    一人一票の原則に基づいて、行うと、どうしても、誰が誰に投票したということがわかってしまう。
    これでは、民主主義に反する。
    普通の投票所はこんな感じで、入場は、非匿名で、投票時は匿名である。
    tohyojo
    なおかつ、投票用紙に番号とか書かれていないため、だれがいつ、書いたのかがわからないようになっている。
  2. 投票の状況がわからず、犯罪まがいで、投票できてしまう
    要するに、普通は、投票所に一人一人、囲いがあって、誰に投票したかわからない仕組みになっているのだけど、電子投票だと、脅されたりとか、なりすましだったりとかで、半ば犯罪まがいなことで投票ができてしまう。
    もちろん、これでは民主主義に反する。

また、ウイルスとかの可能性とか改ざんの可能性等、ソフトウェア的なデメリットもあるけど、ここでは割愛します。

エストニアはどうなのか?

何かと話題のエストニア。
どうやら、5年前から、電子投票をやっていたみたい。
参考資料: サイバー攻撃に繋がったエストニアの電子投票システムが持つ脆弱性とは - GIGAZINE

実際のレポートがあった
1分もかからないエストニア「電子投票」の驚異の利便性。エストニア在住の日本人が体験レポート【連載:電子国家エストニア】 | AMP[アンプ] - ビジネスインスピレーションメディア
確かに、利便性は最高だけど、ただ一つ気になることが…

投票後はQRコードが表示され、それをスマホで読み取れば自分の投票した内容をいつでも確認できるようになる。

つまり、誰が誰に投票をしたというのが、モロバレである。

多分、電子投票反対派の人たちは、これを懸念していると思われる。

一人一票の原則を保ちつつ、いかに匿名性を担保できるかが今後の課題

これが一番難しいところ。
案としては

  1. 受付(ログイン)できたら、投票専用の公開キーを利用して、投票者を暗号化する
    投票者専用の公開キーは、すべて共通なので、匿名性は、担保されるが、以下のようなデメリットがある。

    1. 2重投票ができてしまう可能性
      投票の公開キーをコピーして、そのキーを使って、また、投票をしてしまう。
    2. 改ざんの可能性
      秘密キーは、選挙管理委員会等、政府が持っているので、改ざんができる可能性がある。 対策としては、署名をすればいいのだが、それでは、匿名性が担保できない。
  2. BIP-39みたいに、ランダムの公開キーを配布して、暗号化して、投票をする
    BIP-39みたいに、投票時に、ランダムの公開キーを配布して、投票するもの
    もちろん、その公開キーは使い捨て、これでなんとか、匿名性が維持できる。
    ただ、デメリットは、

    1. やはり、改ざんができてしまう
      結局、秘密キー(SEED)は、選挙管理委員会等が持っているので、そこから、改ざんができてしまう。
    2. 本当に、ランダムの公開キー配布なのか怪しい
      ランダム配布するにしても、本当にランダム配布なのか、ちゃんと明記(ソースレベルで)されていないと、いくら匿名ですよといっても、怪しく思えてきてしまう。
    3. もしそうだとして、それが本当に動作しているか明確にしないといけない
      ソースレベルで明記しても、本当に動いているのか、調べないといけない。
      まぁこのプログラムと、政府からのプログラムのHASH値が同じとか、調べる必要ことで、なんとかなるかも。

アメリカでスマホで電子投票が行われるみたい

スマホアプリを使った「スマホ電子投票」がついに賛否両論の中で導入されることに - GIGAZINE

全ての投票データは匿名化され、仮想通貨で広く使われているブロックチェーンによって管理されることになります。

なんのブロックチェーンを使用するのかが謎ですが、プライベートブロックチェーンでは、改ざんが起こり得る可能性があり、あまり意味がないような気がします。
また、パブリックでも、ビットコインやイーサリアム並みのハッシュパワーがないと、改ざんされる可能性があります。


あと、どうやって、匿名化できるかが謎です。
一人一票かつ匿名で、本当にできるかどうか、今後の課題になりそうです。


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